ギャラリー同仁斎 Gallery Dojinsai 京都の風景と各地を旅したときの写真を掲載(古い写真が多数あります)。事情によりコメント受付などを控えさせて頂きます。リンクは自由にどうぞ。

古寺巡礼 - 唐招提寺 第三十三段 Toshodaiji





戒 壇

f0374885_03295788.jpg



金堂の西にある戒壇は僧の授戒が行われる場所である。地震や火災により戒壇堂を失うが、
昭和53年に石造の戒壇の最上段にストゥーパが築かれて現在の姿になった。
天平宝字三年(759)戒律の専修道場として律宗総本山唐招提寺が創建された。

戒を授かり僧となるには、三人の師と七人の証人の僧の下で戒律を理解し守ることを誓い、
戒を受けて初めて国家承認の僧侶として認められるという。









f0374885_03302080.jpg


門よりストゥーパを望む








開山堂(平成の御影像奉安所)

f0374885_03304242.jpg



開山堂は、国宝の和上像が御影堂へ移されたのち、年間数日しか開扉しない和上像に代り、
毎日参拝していただく目的で「御身代わり像」が制作され安置されている。階段左側には芭蕉の句碑がある。







松尾芭蕉句碑

f0374885_03310495.jpg



若葉して おん目のしずく ぬぐはばや

かつて開山堂に和上の御像を拝したときの句である。








鑑真和上御廟入口

f0374885_03313199.jpg



奥にわずかに見える門は東門。門を出ると秋篠川が北から南へ流れている。








参 道

f0374885_03315372.jpg











f0374885_03322279.jpg



参道の両側には苔庭が広がり、悠久の時を感ずることができる。









御廟(御廟北側より撮影)

f0374885_03324429.jpg

    日本仏教界の戒律の乱れを正すため聖武天皇が鑑真和上を招聘、受戒戒律のことはひとえに和上にまかされた。
    それをこころよく思わない我が国の僧や貴族もいたであろう。それに対しては、六度目の渡航に成功したように
    不撓不屈の精神で臨んだのに違いない。
    和上とその弟子たちの日本へ寄与した影響は小さくはない。
    享年七十六歳 天平宝字七年(763)五月六日示寂 












                               金 堂

f0374885_03330791.jpg

写真をクリックすると御利益があります109.png









     今の内裏作り出されて、有職の人々に見せられけるに、いづくも難なしとて、すでに遷幸の日ちかくなりけるに、

     玄輝門院御覧じて、「閑院殿の櫛形の穴は、まろく、縁もなくてぞありし」と仰せられける、いみじかりけり。

     『徒然草』第三十三段より






[PR]
by kame-fukusima | 2017-08-01 11:31 | 古寺巡礼