梓川支流・田代池近辺

f0374885_19214818.jpg








f0374885_19221605.jpg








f0374885_19224298.jpg









f0374885_19231284.jpg


この日、田代池を目指したが上質の羽毛のような新雪に阻まれ近づくことが出来なかった。
車道側から見当を付けて入ろうと試みたが、吹きだまりに胸まではまり込みもがくばかり。
足下からは水が湧き出したので慌てて泳ぐようにして這い出た。
田代池の撮影を諦め近辺の樹林を撮影する。

霞沢岳を源とする、いく筋もの伏流水の流れが田代池や梓川を目指して流れて行く。
田代池は大正池と同様、噴火による溶岩や泥流で梓川がせき止められて出来た湿原である。
通常、遊歩道から池の全容を見ることはできず、池から流れ出る清流や草花を感嘆して眺める
ばかりである。核心部に立ち入ることはできない。真冬でも池は凍結しない。

春、朝もやのたなびくなか六百山の方角から朝日が射し込み、露を含んだ草木が逆光により
水の上で銀色に光輝く。息を飲むような美しさである。

秋、霞沢岳を背にし霜の付いた草木に朝日が射し、宝石のような輝きを見せる。
至福の時はそう長くは続かないもの。氷の華は、やがて輝きを失い元の露に返ってしまう。

夢のような時は過ぎ去り、目に写る光景は冬枯れの赤茶けた草木ばかり…










[PR]
by kame-fukusima | 2017-01-31 08:48 | 山と渓






焼岳三態



f0374885_10541855.jpg

大正池越しに焼岳を望む。紅葉の時期に訪れて、優しげな風貌の焼岳に挨拶を交わし話しかけるも良し、
田代橋を渡り、少し足を伸ばし焼岳の懐に抱かれ日がな一日梓川や霞沢岳、穂高を眺めるも良し。
見かけの荒々しさに反し、私には優しい一面をみせてくれる山である。

今はおとなしくしているが、活火山であるから用心しなければならない。中腹に休憩によい所
があり、岩の隙間から水蒸気が吹き出している様子が見られる。火砕流が駆け抜けた深い溝を
覗き見ると明治・大正時代の大噴火をうかがい知ることができる。峠には山小屋があり宿泊もできる。

使用したフイルムはコダクロームと思う。カメラはニュー・マミヤシックス









f0374885_10550267.jpg













f0374885_10553030.jpg

川の名は梓川。弓の材である梓の産地ということがこの名の由来のようだ。梓は百木の長(王)
ということだがどの木を指すかは諸説ある。キササギともミズメとも言われている。
ちなみに皇太子の“お印”はキササギである。
梓川は、下流では千曲川と名を代える。

冬枯れの樹木越しに焼岳を望んだものである。梓川を吹き抜ける穂高下ろしの風が身を切る
ように冷たい。清々しい眺めであった。
上流には河童橋がある。その付近を撮影したフイルムが見当たらないのでそこまではたどり
着けなかったのかも知れない









[PR]
by kame-fukusima | 2017-01-30 08:56 | 山と渓








穂高連峰
f0374885_17201155.jpg
手前の池は大正池である。この風景は、早起きをし天候が良ければ誰でも見ることができる









大正池
f0374885_17203532.jpg
大正池は1915(大正4)年、焼岳が大噴火をおこし、その際に噴出した多量の泥流により梓川がせき止められて
できたそうである。近年、立ち枯れの木は減少し、神秘的な風景は以前ほどは感じとることができなくなった。
季節・天候によっては朝夕の光景は幻想的でさえある。
池に写る山並は、明神岳から前穂高にかけての尾根のようだ






大正池
f0374885_17210268.jpg
焼岳の方角を撮影したものと思う。以前は2千数百本もの立ち枯れた木が水面に林立し、かなりの迫力があったようである。
写真に写る立ち枯れた木は、枝振りから判断するとカラマツのように見える。根元に近い部分が数カ所顔をのぞかせている









[PR]
by kame-fukusima | 2017-01-28 08:38 | 山と渓






穂高連峰
f0374885_10260601.jpg
大正池より穂高の山々を望み、夜明けを待つ。朝日が奥穂高、西穂高の峰々を次々に茜色に染めていく。荘厳なひととき…


今から20数年前、年に二三度であるが上高地、涸沢、槍沢、そして西穂高の独標周辺をカメラと三脚を
手にし“逍遥”したものである。山小屋を利用し二泊三日の旅を数年間続けた。いつも一人でのカメラ行脚であった。
本格的な登山の経験はほとんど無かったので無茶はしなかったが、一度だけ黒部川上ノ廊下、下ノ廊下のどちらかを
単独行で行けるところまで行ってみよう、と無謀とも言える計画を練ったことがある。

結果は…計画段階で頓挫してしまった。何故なら、訓練中に左足を骨折してしまい一ヶ月余りギブス生活を余儀なくされ
たからである。もし実行に移していたなら、私の技量からいって遭難していたことだろう。
ギブスを外した翌日(山の季節は紅葉真っ盛りであった)、曲がらぬ左足を引きずり、一脚を杖代わりにし、ザックには
カメラと小型三脚を入れて無謀にも西日本のとある山に撮影に出かけた…

話が横道に逸れてしまった。続きはいずれ機会があれば…
で、この写真は20余年ほど前のものである。年末年始の数日間だけ大正池ホテルが営業していることを知り、バスの終点
の沢渡から徒歩で約4時間掛けてたどり着いた。道中、北風が頬を打ちとても寒い思いをした(梓川沿いは夏でも冷涼な
風が吹き抜け、とりわけ雨の日には草木が揺れ、レリーズを持つ手、被写体を見つめることに神経を使う)。周辺の新雪
は腰くらいまであったが、踏み跡を歩けば何とか歩けた。しかし一歩外れると吹きだまりでは胸まで雪にはまり込んでしまい、
そこから出るのに苦労した覚えがある。

二日間滞在したが積雪で移動が限られたため(かんじきを持参しなかったことを残念に思った)撮影枚数は思いの外少なかった。
この時は6×6版での撮影でフイルムはコダクロームとフジのものをテストがてら同じ場所で使ったように思う。コダクロームは
粒状性に重きをおいて使用したが、その色調は好みでは無かった。意外にも露出に失敗したものにまま面白い出来のものがあったが。
私の使用カメラについて今まで表記しなかったが(カメラ、レンズ、フィルムには特別な思い入れは無く、撮影データーにも全く
と言ってよいほど無頓着であった)、いずれ興味を持つ方が現れるかも知れないので簡単ではあるが書いておくことにする(興味の
無い方はスルーして下さい)。

カメラ  ニュー・マミヤシックス
     ゼンザブロニカ(6×7)
     ニコン ・New FM2
     ニコン・D3300
     アサヒペンタックス・Optio s

レンズ  手頃な焦点距離と手頃な価格のもの数本
     (ツッコミはご遠慮ください)

フィルム コダック エクタクローム64
          コダクローム64
          トライX400
          TMAX400
     フジ   RvP100
          ベルビア50
          ネオパンss

フイルムスキャナー エプソンGT-X970

こんなところです。カメラとレンズはほとんどが中古品であります。


これより数回に渡り冬季の大正池周辺・梓川近辺の風景をお届けします。







[PR]
by kame-fukusima | 2017-01-26 20:38 | 山と渓









ケヤキ雪の華
f0374885_11595975.jpg
京都御苑は一周約4kmあり、周囲にはケヤキが植林されている。樹齢は軽く百数十年は経っていると思われる。
都が東京に移された後、今のように整備されたが、江戸時代には二百もの宮家や公家の邸宅が立ち並んでいたという。
内周を歩いていると様々な発見がある。約5万本といわれる樹木が植栽され、春には種々の花々が楽しめる。
一年を通して多くの鳥の姿が見られる。鳥にとっては餌場であり、子育ての場でもあり、渡り鳥にとってはいっとき羽根
を休める場でもある














エノキ雪の華
f0374885_12003376.jpg
御苑内ではケヤキとともに大きい木である。日の光を求め天空に枝を伸ばしている















       大エノキ
f0374885_12021124.jpg
       大エノキから生きる力を分けてもらう人の姿が見られる。
       夏、夥しい数の蝉の幼虫がこの木から“巣立っていく”。
       営巣しているのか、まれにアオバズクの姿を見ることができる





[PR]
by kame-fukusima | 2017-01-25 08:32 | 京都御苑 Kyoto Gyoen Na







御内庭
f0374885_09494183.jpg
土橋を中心に一年を通して見る者の眼を楽しませてくれる。
京都御所で一番気に入っているところ













御池庭
f0374885_09502831.jpg
浄土を意識して作庭したかのようである













御三間雪景色
f0374885_09512650.jpg
ひととき雪が止み、青空が顔を見せる











御三間・御常御殿雪景色
f0374885_09522878.jpg
屋根の曲線の美しさが積雪により引き立っている。入母屋桧皮葺きならではの美しさである







[PR]
by kame-fukusima | 2017-01-23 08:36 | 京都御所






月華門静寂
f0374885_06455559.jpg
月華門より日華門を望む。日出ずる方角にある門が日華門とは雅かな。
朱色の回廊の柱と新雪のコントラストが美しい。
左上に見える屋根は紫宸殿








回廊ー承明門
f0374885_07255100.jpg
すぐ右側に建礼門がある













 承明門ー紫宸殿
f0374885_07263253.jpg
 誰でも一度はここを通り紫宸殿に向かいたいと思うのではないだろうか











紫宸殿
f0374885_06464013.jpg
「即位礼などの重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿である。大正天皇・昭和天皇の即位礼も
ここで行われた。入母屋桧皮葺きの高床式宮殿建築で、南面して建てられている。中央に天皇の御座
“高御座”、その東に皇后の御座“御帳台”が置かれている」・・・宮内庁京都事務所リーフレットより引用

左に見える小屋囲いは、“右近の橘”を冬の寒さから守るためと思われる。
“左近の桜”には新雪が花のようにまとわり付いている







小御所
f0374885_06474788.jpg
「諸種の儀式が行われ、武家との対面にも用いられた。寝殿造りと書院造りの
両要素が混合した様式の建物である」

寝殿造りに蔀戸(しとみど)が美しい。
蔀戸は重量があるため、頻繁には開け閉めしなかったのではないだろうか。
東側に御池庭を望み、一年を通じ様々な景色を楽しむことができる。
現代人が寝殿造り・書院造りの建物に住むことはまず出来ないと思う。
障子の隙間から入ってくる北風の寒さといったら、それはそれはとても冷たいものだ。
古の時代、冬の生活で暖をとるには火鉢ぐらいしか無かったであろうに・・・








御池庭
f0374885_06483598.jpg
池を中心とした池泉回遊式の庭園である。手前の雪に隠れた岸は州浜である。
残念ながら庭園への立ち入りは出来ない






[PR]
by kame-fukusima | 2017-01-20 08:28 | 京都御所







クスノキ新雪を纏う
f0374885_20341438.jpg
古くからクスノキには神が降りたってくると信じられていたようです。
京都市内の寺社にはクスノキの巨木が数多く見受けられます。
中でも新熊野神社、青蓮院のクスノキは樹齢千年前後あり風格が漂い別格の存在です







閑院宮邸長屋門
f0374885_20345327.jpg
閑院宮家は、伏見宮、桂宮、有栖川宮家と並ぶ江戸時代の四親王家のひとつで、
東山天皇の皇子直仁親王を始祖として宝永7年(1710年)に創立されたそうです。
現代では長屋門には門番は居らず、ましてや馬つなぎもなく、駐車スペースや物置
として利用されているようです









建礼門
f0374885_20351714.jpg
京都御所の正門が建礼門です。この門を入ると朱塗りの承明門があり、正面に紫宸殿を見ることができます。
京都三大祭りのうち5月には葵祭、10月には時代祭の行列が建礼門前から出発し、上賀茂神社、あるいは
平安神宮に向かいます








[PR]
by kame-fukusima | 2017-01-18 07:23 | 京都御苑 Kyoto Gyoen Na





拾翠亭(九條池畔)
f0374885_16205288.jpg

「拾翠亭は五摂家のひとつであった九條家の現存する唯一の建物で、
およそ200年前の江戸時代後期に建てられたものと伝えられています。
建物は全体が数寄屋風書院造りで、当時は主に茶会のための離れとして使用され、
今も十畳と三畳のふたつの茶室が残されています」・・・“国民公園協会”ホームページより引用
簡素な造りの建物が気に入ってます。二階から眺める九條池に心が癒やされます

昨年末より工事のため、しばらくの間見学できません









清水谷家のムクノキ
f0374885_16193642.jpg
早朝から深夜まで、御苑を通り抜ける歩行者や自転車がこの木の下をくぐる。
轍の軌跡が消えることはない。
築地塀の真ん中に見えるは建礼門











[PR]
by kame-fukusima | 2017-01-16 08:58 | 京都御苑 Kyoto Gyoen Na






枝垂れ桜新雪を纏う
f0374885_21533528.jpg
宗像神社北側に一本の枝垂れ桜があります。京都御苑内ではいち早く桜の咲く季節が来たことを
知らせてくれます。今出川通り近くの近衛邸跡にある枝垂れ桜とともに人気のある桜です。
雪を纏った綺麗な姿は散歩する者の眼を楽しませてくれます。

今朝はあたり一面銀世界です。積雪10㎝以上はあるようです







[PR]
by kame-fukusima | 2017-01-15 06:58 | 京都御苑 Kyoto Gyoen Na