氷の華


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氷の華に朝日が射すと僅かな時間ではあるがダイヤモンドのような輝きを見せる。ファインダー越しに夢のような
世界が現れる。素早く構図を決め、シャッターレリーズを押す。思わずレリーズを押す手に力が入る。次の被写体
を探し出し、カメラと三脚を手にし蝶のように花から花へ舞うように移動する(蝶というよりは熊のよう)。
心躍る時間はあっという間に終わりを告げる。心地よい気分に満たされるが、あたりを見渡すと……


次回からは『山陰紀行ー伯耆大山』編をお届けします








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by kame-fukusima | 2017-02-04 07:33 |






氷の華


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穂高連峰に初雪が降る頃、梓川流域では“氷の華”を随所で見ることができる。氷の華は、風の無い日の早朝、
空気中の水分が草木に付着し霜点温度に達したとき凍ることにより出来る。

河童橋から上流へ二時間ほど歩いたところに徳沢という開けた場所がある。昭和の初め頃までは放牧場として
利用されていたところである。春にはニリンソウなどの草花が咲き乱れ、良い具合に樹木が点在し、好きな
場所のひとつである。キャンプ場でもあり、山小屋も二軒あり、ほっと一息つけるオアシスのような場所である。

山小屋に宿泊した際、朝食前に撮影したものである。朝日が射すと瞬く間に消えてしまう、はかない命の氷の華である。










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by kame-fukusima | 2017-02-03 08:27 |







梓川支流・田代池近辺

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この日、田代池を目指したが上質の羽毛のような新雪に阻まれ近づくことが出来なかった。
車道側から見当を付けて入ろうと試みたが、吹きだまりに胸まではまり込みもがくばかり。
足下からは水が湧き出したので慌てて泳ぐようにして這い出た。
田代池の撮影を諦め近辺の樹林を撮影する。

霞沢岳を源とする、いく筋もの伏流水の流れが田代池や梓川を目指して流れて行く。
田代池は大正池と同様、噴火による溶岩や泥流で梓川がせき止められて出来た湿原である。
通常、遊歩道から池の全容を見ることはできず、池から流れ出る清流や草花を感嘆して眺める
ばかりである。核心部に立ち入ることはできない。真冬でも池は凍結しない。

春、朝もやのたなびくなか六百山の方角から朝日が射し込み、露を含んだ草木が逆光により
水の上で銀色に光輝く。息を飲むような美しさである。

秋、霞沢岳を背にし霜の付いた草木に朝日が射し、宝石のような輝きを見せる。
至福の時はそう長くは続かないもの。氷の華は、やがて輝きを失い元の露に返ってしまう。

夢のような時は過ぎ去り、目に写る光景は冬枯れの赤茶けた草木ばかり…










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by kame-fukusima | 2017-01-31 08:48 | 山と渓






焼岳三態



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大正池越しに焼岳を望む。紅葉の時期に訪れて、優しげな風貌の焼岳に挨拶を交わし話しかけるも良し、
田代橋を渡り、少し足を伸ばし焼岳の懐に抱かれ日がな一日梓川や霞沢岳、穂高を眺めるも良し。
見かけの荒々しさに反し、私には優しい一面をみせてくれる山である。

今はおとなしくしているが、活火山であるから用心しなければならない。中腹に休憩によい所
があり、岩の隙間から水蒸気が吹き出している様子が見られる。火砕流が駆け抜けた深い溝を
覗き見ると明治・大正時代の大噴火をうかがい知ることができる。峠には山小屋があり宿泊もできる。

使用したフイルムはコダクロームと思う。カメラはニュー・マミヤシックス









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川の名は梓川。弓の材である梓の産地ということがこの名の由来のようだ。梓は百木の長(王)
ということだがどの木を指すかは諸説ある。キササギともミズメとも言われている。
ちなみに皇太子の“お印”はキササギである。
梓川は、下流では千曲川と名を代える。

冬枯れの樹木越しに焼岳を望んだものである。梓川を吹き抜ける穂高下ろしの風が身を切る
ように冷たい。清々しい眺めであった。
上流には河童橋がある。その付近を撮影したフイルムが見当たらないのでそこまではたどり
着けなかったのかも知れない









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by kame-fukusima | 2017-01-30 08:56 | 山と渓








穂高連峰
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手前の池は大正池である。この風景は、早起きをし天候が良ければ誰でも見ることができる









大正池
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大正池は1915(大正4)年、焼岳が大噴火をおこし、その際に噴出した多量の泥流により梓川がせき止められて
できたそうである。近年、立ち枯れの木は減少し、神秘的な風景は以前ほどは感じとることができなくなった。
季節・天候によっては朝夕の光景は幻想的でさえある。
池に写る山並は、明神岳から前穂高にかけての尾根のようだ






大正池
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焼岳の方角を撮影したものと思う。以前は2千数百本もの立ち枯れた木が水面に林立し、かなりの迫力があったようである。
写真に写る立ち枯れた木は、枝振りから判断するとカラマツのように見える。根元に近い部分が数カ所顔をのぞかせている









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by kame-fukusima | 2017-01-28 08:38 | 山と渓






穂高連峰
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大正池より穂高の山々を望み、夜明けを待つ。朝日が奥穂高、西穂高の峰々を次々に茜色に染めていく。荘厳なひととき…


今から20数年前、年に二三度であるが上高地、涸沢、槍沢、そして西穂高の独標周辺をカメラと三脚を
手にし“逍遥”したものである。山小屋を利用し二泊三日の旅を数年間続けた。いつも一人でのカメラ行脚であった。
本格的な登山の経験はほとんど無かったので無茶はしなかったが、一度だけ黒部川上ノ廊下、下ノ廊下のどちらかを
単独行で行けるところまで行ってみよう、と無謀とも言える計画を練ったことがある。

結果は…計画段階で頓挫してしまった。何故なら、訓練中に左足を骨折してしまい一ヶ月余りギブス生活を余儀なくされ
たからである。もし実行に移していたなら、私の技量からいって遭難していたことだろう。
ギブスを外した翌日(山の季節は紅葉真っ盛りであった)、曲がらぬ左足を引きずり、一脚を杖代わりにし、ザックには
カメラと小型三脚を入れて無謀にも西日本のとある山に撮影に出かけた…

話が横道に逸れてしまった。続きはいずれ機会があれば…
で、この写真は20余年ほど前のものである。年末年始の数日間だけ大正池ホテルが営業していることを知り、バスの終点
の沢渡から徒歩で約4時間掛けてたどり着いた。道中、北風が頬を打ちとても寒い思いをした(梓川沿いは夏でも冷涼な
風が吹き抜け、とりわけ雨の日には草木が揺れ、レリーズを持つ手、被写体を見つめることに神経を使う)。周辺の新雪
は腰くらいまであったが、踏み跡を歩けば何とか歩けた。しかし一歩外れると吹きだまりでは胸まで雪にはまり込んでしまい、
そこから出るのに苦労した覚えがある。

二日間滞在したが積雪で移動が限られたため(かんじきを持参しなかったことを残念に思った)撮影枚数は思いの外少なかった。
この時は6×6版での撮影でフイルムはコダクロームとフジのものをテストがてら同じ場所で使ったように思う。コダクロームは
粒状性に重きをおいて使用したが、その色調は好みでは無かった。意外にも露出に失敗したものにまま面白い出来のものがあったが。
私の使用カメラについて今まで表記しなかったが(カメラ、レンズ、フィルムには特別な思い入れは無く、撮影データーにも全く
と言ってよいほど無頓着であった)、いずれ興味を持つ方が現れるかも知れないので簡単ではあるが書いておくことにする(興味の
無い方はスルーして下さい)。

カメラ  ニュー・マミヤシックス
     ゼンザブロニカ(6×7)
     ニコン ・New FM2
     ニコン・D3300
     アサヒペンタックス・Optio s

レンズ  手頃な焦点距離と手頃な価格のもの数本
     (ツッコミはご遠慮ください)

フィルム コダック エクタクローム64
          コダクローム64
          トライX400
          TMAX400
     フジ   RvP100
          ベルビア50
          ネオパンss

フイルムスキャナー エプソンGT-X970

こんなところです。カメラとレンズはほとんどが中古品であります。


これより数回に渡り冬季の大正池周辺・梓川近辺の風景をお届けします。







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by kame-fukusima | 2017-01-26 20:38 | 山と渓






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“美しい「花」がある、「花」の美しさという様なものはない” ・・・小林秀雄

この意味をいつも考えています。「花」とは植物の「花」なのか、それとも世阿弥のいう「花」なのか・・・
世阿弥のいう「花」とは・・・








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by kame-fukusima | 2017-01-07 09:46 |

上高地




穂高連峰

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by kame-fukusima | 2016-12-25 06:10 | 山と渓