梓川支流・田代池近辺

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この日、田代池を目指したが上質の羽毛のような新雪に阻まれ近づくことが出来なかった。
車道側から見当を付けて入ろうと試みたが、吹きだまりに胸まではまり込みもがくばかり。
足下からは水が湧き出したので慌てて泳ぐようにして這い出た。
田代池の撮影を諦め近辺の樹林を撮影する。

霞沢岳を源とする、いく筋もの伏流水の流れが田代池や梓川を目指して流れて行く。
田代池は大正池と同様、噴火による溶岩や泥流で梓川がせき止められて出来た湿原である。
通常、遊歩道から池の全容を見ることはできず、池から流れ出る清流や草花を感嘆して眺める
ばかりである。核心部に立ち入ることはできない。真冬でも池は凍結しない。

春、朝もやのたなびくなか六百山の方角から朝日が射し込み、露を含んだ草木が逆光により
水の上で銀色に光輝く。息を飲むような美しさである。

秋、霞沢岳を背にし霜の付いた草木に朝日が射し、宝石のような輝きを見せる。
至福の時はそう長くは続かないもの。氷の華は、やがて輝きを失い元の露に返ってしまう。

夢のような時は過ぎ去り、目に写る光景は冬枯れの赤茶けた草木ばかり…










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by kame-fukusima | 2017-01-31 08:48 | 上高地